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いより通信 vol.109 (2014年03月号)

新刊 絶賛発売中です

みなさん、こんにちは。
平成26年2月27日に新刊が発売になりました。
タイトルは『トラブルにならない「会社に有利な」ルールの作り方』です。

書籍の詳細はコチラ

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本書で7冊目の本となります。
「何冊も書いていると、楽勝でしょう」とかよく言われますが
毎回、毎回 産みの苦しみはハンパないです。

本を作る作業は担当編集者さんと二人三脚で走るようなもの。
編集者さんは本作りのプロであるので
売れる本を作るための探求心がすごくて
内容で足りない部分など、どんどん突っ込んでこられて
自分の至らなさを毎回毎回感じる次第です。

でも読者の方により近いのは現場にいる自分だという自信があるので
今、経営者のみなさんが困っておられることに対して
私ができる最大限のアドバイスを内容に盛り込んでいるつもりです。

世間では「ブラック企業」という言葉が一人歩きしているように感じています。
何年も続いているような小さな会社で、経営者が法律を知らないことで
足をすくわれてしまうようなこともあります。

もちろん法律を守ることは当然のことです。
ただ、何年も続いているような会社であれば
ホンマに「ブラック」なのであれば、社員に対してだけではなく
例えば支払いの面でもブラックということになるかと思うので
厳しい世の中で生き残れないと思うのです。

経営者が気にしなければならないことは
例え、ボーナスを世間よりたくさん支払っていて
休みもたくさん与えていて、海外旅行に社員を毎年連れていっていても
残業代を支払っていなければ、社員から未払い残業代を請求されてしまう
リスクがあるということです。

プラスの労働条件とマイナスの労働条件の相殺はありません。
社員にとってはプラスは当たり前。マイナス部分はしっかり権利主張をして
払うべきものは払ってもらいます、ということになります。
労働基準法は強行法規なので、監督署からも裁判所からも同じ指摘を受けることになります。

悪意がなくても、知らないこと自体が経営者にとってはリスクであり
しかも知っているだけでは足りず、具体的に対策を取ることが求められているのです。
今までのように「これまでもうちはこういうやり方なので」は通用しない時代になっています。

大事な会社と、社員を守るためにぜひ強い体制をつくってくださいね。

新刊は大型書店もしくはネット書店でお買い求めいただくことができます。
ぜひご一読いただければ幸いです。

『トラブルにならない「会社に有利な」ルールの作り方』(日本実業出版社)

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今月の気づき

先日の東京出張からの帰りの出来事です。
私は普通指定席3人掛けのシートの窓側に座っていました。
京都駅で真ん中席と通路側に座っていた2人組が下車したあとを見ると
食べ終えたお弁当と、飲み終えたお茶のゴミがそのまま座席前のポケットに
放置されていました。

その列車は博多行き。
「次に乗ってくる人がどんな思いをするのか、考えてみろ!!」と
ムカっと来ました。
しかし、気付いたのです。
自分が片付ければよいことに。

ムカっとして、他人のせいにしても、自分にとって気持ちのよい
環境を得ることはできません。
大事なことは自分ができることは何かを考えることなのです。

仕事をしていても、相手が自分の思うとおりの結果を出してくれないこともあります。
しかし、自分が前に進むために自分ができることは何なのかを考えて行動に
移すことで、かなりストレスは軽減されます。

私は家庭があるので当然家事負担もあります。
勤め人である主人にかなりの協力をしてもらっています。
そのときに「やってもらって当然」と考えると「なんでやってくれてないの!」と
不満に感じることになります。
しかし「やってもらってありがたい」と考えると、マイナスはなく全てプラスになるので
「ありがとう」の言葉しか出てこないことになります。

人生、自分が考えるほど長くないと思っています。
それであれば生があるうちは、機嫌よく生きていきたいので
他人のせいにするのではなく、自分で自分が気持ちがよくなる
環境をいかにつくりだしていくかを考えて行動することがベストだと
私は考えています。

尚、今回、「自分が片付ければよいんだ!」と気付いたのは
他人が出したゴミであっても積極的に片付けることを習慣にされている
経営者のことが頭に浮かんだからです。
誰とつきあうかを選ぶことも充実した人生を送るために大切なことだと
改めて気付いた次第です。

(2014年03月発行)

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