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いより通信 vol.201 (2022年09月号)

その言動、「モラルハラスメント」ではないですか?

みなさん、こんにちは。
社労士の井寄です。

2022年4月より、中小企業・零細企業を含む
すべての規模の会社に対して、パワーハラスメント防止のための
措置をとることがとることが義務付けられました。

それに伴い、「これってパワハラと言えるんでしょうか」という
会社の人事部の方からのご相談が増えています。
また、研修の場で直接従業員さんから質問を受けることもあります。

厚生労働省の「あかるい職場応援団」で事例としてあげられているような
明らかなパワハラ(セクハラ)事例ではなく

・部下に指図をしても「目を合わさない」
・上司に挨拶をしても返事が返ってこない
・頼まれた仕事を優先して早めに終わらせてもねぎらいの言葉もない
・メールの返信がなく確認しているかどうかわからない

など、ひとつひとつのことは小さなことであったとしても
それが積み重なると、「この上司(もしくは部下・同僚)って
社会人としてのマナーに欠けるのでは?」という小さな疑念が
どんどん積み重なり、「不信感」が生まれ
「この人とは一緒に仕事をしたくない」という気持ちになるようです。

上司・同僚・部下と職場では色々な立場の人間関係がありますが
「自分」と「自分以外の他人」という意味では
「立場」は関係はありません。

・挨拶をする
・感謝の気持ちを伝える
・相手が理解できる言葉で伝える
・相手から投げられた言葉に対して反応する
・他人を不愉快にする言動は慎む(伝え方を工夫する)

など、基本的な「マナー」を守ることで「ハラスメント」と
される言動や、少なくとも他人を不快にさせることは
減ると考えています。

仕事は「好き・嫌い」といった感情は抜きで行うものだと
個人的には考えています。
「ウマがあう」「合わない」」はどこの世界でもありえることです。

自分が思っている「常識」は、他人にとっても「常識」ではない
ことも多々あります。

ただ、最近の傾向として、「ハラスメントとされないように
できるだけ他人との接触、関わりを最小限にしよう」と考えている
人が増えているようにも感じます。

コロナ禍で、他人との気軽な接触(会食に行くなど)が制限されていることも
要因かもしれません。

ただ、原点に戻って、他人との接触のあり方(マナー)をもう一度
見直されたらいかがでしょうか。

 

 

 

 

9月給与の注意事項

?算定基礎届の結果を踏まえて、9月から標準報酬月額が変更になります。9月末退職者の社会保険料徴収の際にご注意ください。
?10月1日以降、都道府県別最低賃金が改定になります。改定日、改定後の最低賃金額をご確認ください。(答申状況のリンクはこちら
?10月1日から雇用保険料率が変更になります。新保険料率はこちら
?10月1日以降の法改正に向けて準備をしましょう
【令和4年10月1日から】 短時間労働者への社会保険適用拡大 ⇒ 詳細はこちら
【令和4年10月1日から】 育児・介護休業法の改正 ⇒ 詳細はこちら
【令和5年4月1日から】 月60時間超の残業時間に対する割増賃金の引上げ ⇒ 詳細はこちら

 

今月の気づき

今年に入ってからおおよそ月1回ペースで、
お客様の会社でのハラスメント防止研修を実施させていただいております。
オンライン研修をしたお客様では、予定人数を大幅に上回る参加者があり
主催された人事本部の方も驚かれていました。従業員さんの関心の高さを感じました。

少し前でしたら、対面で研修をさせていただくことができましたので
上司の立場の方、部下の立場の方にこちらから質問を投げて意見をお聞きするように
していました。

ご意見を聞くと、組織風土と言いますか、会社ごとの考え方が見えて興味深いです。
もちろん、そのようなオフィシャルの場で、皆さんが
本音で話してくださっているとは考えていませんが、研修という場を利用して
日頃考えていることを、言葉にして伝えていただけたら・・と考えています。

自分と他人は異なるので、他人のことはお互い理解できなくて当たり前です。
自分が思うようにいかない、物事が進まないことはお互いストレスですが
結局はそれを他人のせいにしないこと、自分が何ができるかを考えること
他人との関係で「不愉快」は生じえる前提で、どのように折り合いをつける
(やりすごすも含めて)なんだと考えています。
 

なかなか生きづらい世の中です。

(2022年09月発行)

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