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いより通信 vol.59 (2010年01月号)

ゴールを決めて邁進する

みなさん、新年明けましておめでとうございます。

このいより通信も、今年で配信を始めて6年目になります。初めての配信は、なんと、個別のアドレスにエクセルで作成したニュースレターを添付して送らせてもらいました。
エクセルで作成したものだと、受け取った人が内容の書換えをすることもできますし、さすがにダメでしょう、とダメ出しが入り、PDFに変更。

それから2年くらいはPDFで作成したものををメールに添付して送っていたのですが、今、ホームページの管理・運営をお願いしている平野 友朗さんと出会ってから、配信方法についてご指導をいただき現在の形式に変更となった次第です。

現在の形が完成形とは考えていません。送り手の都合だけを考えるのではなく、受け手にとって一番負担のない方法を考え、受け手のみなさんにお役に立つ情報が確実に手元に届く方法を考え続けたいと思います。

さて、新年にあたり、今年の目標を決められている方がほとんどかと思います。何事をするにも常に目標を立てること。そのときに、少しだけ背伸びをしてみることが大事です。
そして目標達成に向けての自分が取るべき行動を決めます。いつまでに、という期限を決めることも大切。行動したら、常に進捗状況をチェックして、軌道修正をどんどんかけていくことで、より目標達成が近づきます。

私の今年の目標は、さらに本の出版(目標4冊)と、顧問先のお客様との関係強化です。本を出版したことで講演の依頼も増え、本来業務の時間が圧縮されるのでは、とご心配を多くいただいております。しかし本を執筆することでの知識の整理とアウトプットは、顧問先のお客様へのサービスとして還元していくべきものだと考えております。

ただ、身体はひとつしかありませんので、顧問先についても、がっつり取組むお客様と、万が一のときのための安心のためにいただいている顧問契約のお客様と、分けて考えていきたいと思います。選択と集中。これが大事ですよね。


■平成22年に改正が予定されている労務関連の主な法律

1)改正労働基準法の施行(平成22年4月1日)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2008/12/tp1216-1.html

2)改正育児休業法の施行(平成22年6月30日)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2009/07/tp0701-1.html

(以下改正内容のうち平成22年6月30日施行の内容)
(1) 3歳までの子を養育する労働者に対する短時間勤務制度の措置の義務化、
   所定外労働の免除の制度化
(2) 子の看護休暇の拡充
(3) 男性の育児休業取得促進策(パパ・ママ育休プラス等)
(4) 介護休暇の創設

※(1)、(4)について、従業員100人以下企業における施行期日は、平成24年6月30日(予定)

1月給与の注意事項

  1. 源泉徴収税の納付の特例を出している事業所さんは今月が納付月となります
  2. 年末調整後の支払い調書の提出をしましょう

今月の気づき

2009年、みなさんはいかがでしたか?年初にはこんなに不況が長引くなんて思っていなかったのですが、月を追うごとに雇用調整助成金の申請を希望される顧問先のお客様が増え、セミナーを開催しても人が集まらず、残業代の相談は減り、世の中は不況なんだなぁと実感した次第です。

そんな中、12月に発売させていただいた『トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方』が店頭で順調に動いているようです。この本は決して、解雇や賃金カットを推し進める内容ではありません。

中小企業であればあるほど、社員のひとりひとりの顔が見え、その家族のことまで頭に浮かぶので、会社の経営が苦しくなくなっても、給料はそのまま(下手をすれば賞与を出している)で、もちろん人員削減もできない(考えない)という方が多いように感じます。

人件費についても、経営判断のひとつとして、会社存続のためにはシビアにならなければならない場面もあります。人件費に手をつけるのは最終手段ではありますが、それも選択肢のひとつだと、経営者の方に気付いていただければと思い、社長の机の上に置いておけないようなタイトルの本を敢えて出版した次第です。

今年は前向きのタイトルで、みんなで一緒に上昇できるような内容の本を考えていますので引き続き応援をお願いします。

(2010年01月発行)

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