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いより通信 vol.247 (2025年09月号)

最低賃金の上昇と自社コストの見直し

みなさん、こんにちは。
社労士の井寄です。
 
早くも9月に入りました。
もう年末はすぐそこですね。
 
関西万博もあと1か月半弱です。
9月の中旬におそらく最後となる訪問を予定しています。
 
時間が4月に戻れば、ゆっくりと回ることができるのに
とも思いますが
そうなると完成に近づいている論文を
また書き直さないとダメになるので
混雑を相当覚悟の上で最後の万博を楽しみたいと思います。
(生きている間にもう一度行けるのでしょうか・・・苦笑)
 
さて、今年も最低賃金見直しの時期がやってきました。
上げ上げどんどんですね。
 
賃金が上がっても、その分、生活コストが上がるので
どのゾーンの人が幸せになれるのかなと考えてみたところ
賃金が上がると、税収が増えて、社会保険料の徴収額も増えるので
国の独り勝ちか~と考えてみたりもします。
 
我々小さな事業者は人件費増のみならず
人件費や光熱費、原材料費の値上げで
事業にかかる費用がどんどん値上げになる中で
それらをどこまで自社の製品価格に反映させてもよいのか
という問題を抱えることになります。
 
生産性の向上(無駄な作業をなくす)と
これまでのやり方を見直すを弊所では
少しずつ実施しています。
 
ひとつの例をあげますと
これまで、「紙で管理」を続けていました。
時代から相当遅れていますが、慣れていたので
「当然」のようにやっていました。
 
しかし、資料のファイルの準備のみならず
保管場所の確保が必要です。
保存期間を終えた資料の廃棄にも費用がかかります。
(弊所はヤマト運輸の溶解サービスを利用しています)
 
これまで過去資料を当たったことは数えるほどしかなく
ファイリングして保管して、捨てるだけだと
最近気づきました。
 
一番大きな負担はそれらの作業に人の手がかかることです。
世間様からかなり遅れをとっているとは自認していますが
それが維持できていたのは、人手が余っていたからだとも
気づきました。
 
10年以上、大学院での研究と併行しての仕事で
常に時間に追われて、雑務の処理については
スタッフに任せきりでした。
 
「これまでのやり方をを変える」は
指示を出す立場の人間が考えないといけないことです。
 
今後、より付加価値が高い業務に集中して時間を
使うために、身の回りの整理をしていきたいと考えています。
 

9月給与の注意事項

1)都道府県別最低賃金の発効日が今年度はバラつきがあります。複数の都道府県にまたがって事業所がある場合、当該労働者が就労する事業所の所在地の最低賃金が適用になります。都道府県ごとに確認をしてください。

2)令和7年年末調整の手引きが公開されています。今年は扶養控除額の変更があります。ご確認ください。
 

国税庁 「令和7年分 年末調整のしかた」 (令和7年8月30日確認分)

3)交通用具を利用する労働者に対する通勤手当の非課税限度額の見直しが予定されています。
令和7年4月1日に遡っての適用もありえ、その場合は年末調整での対応となるようです。
詳細情報がわかりましたら、次月以降にお知らせします。

国税庁「通勤手当の非課税限度枠の改正について」(令和7年8月30日確認分)
 

 

 

今月の気づき

「ピンチはチャンス」を実感した2ヶ月でした。

6月末にスタッフ1名が退職し、昨年秋以降
確保できていた論文執筆の時間が削られることになりました。

7月・8月は人員面で相当厳しい思いをしましたが
そのおかげで、業務の進め方の整理ができました。

親方である自分の手を動かしているようでは
事業の拡大はできない(自分も成長しない)と
考えていましたが、そもそも「人手」や「個人の能力」に
頼る仕事のやり方を見直すべきという考えに至りました。

一旦人手を増やすことは考えず
今の人員でできるやり方を考えるために
自分自身が積極的に実務に携わることにしました。

そうすると細かい無駄が見えてきます。
平日深夜と土日の論文時間を確保しながら
業務の整理を続けたいと思います。

8月は色々迷いがあり、無駄なお金も使いましたが
無駄があったからこそ、今の結論に至ったと考え
11月末の論文提出までは、邪念を払い、業務の整理と
論文の完成に集中したいと考えています。

今の業務が整理できたら、次の新しいことも
考えています。
まずは目の前のことをひとつずつやっていきます。

(2025年09月発行)

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