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いより通信 vol.203 (2022年01月号)

2022年 求められる職場環境とは

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様、年末年始休暇はゆっくりされましたでしょうか。
私の住む大阪は寒さはありましたが、天気がよく
気持ちのいい日が続きました。

年始に車で大阪近郊に住む両親に会いに行った時に
渋滞していてびっくりしました。
人出がすっかり戻っているのですね。
事務所に引きこもっているとまったく気づきませんでした。

お客様の会社でも出社率が上がっているところが増えています。
これまで、感染症の影響で勤務日数の調整等をされていた
会社様も、残業や出張が復活し、ここ2年のゆっくりめの
働き方から、バタバタする状況も生じているようです。

一度、ゆっくりめに慣れてしまうと、出張が億劫になったり
他人との接触がストレスとなり、メンタル面で問題を抱えてしまう
従業員さんも見受けられます。

コロナ禍であっても従前と同じ働き方をされていた会社様も
あるかと思いますが、働く人の意識は「無駄なやり取りを省く」など
意識が変わっているかと考えます。

また忘れてはいけないのは、コロナ禍の期間中に入社した
新入社員等です。彼らはコロナ禍前の働き方は知りません。

コロナ禍前の働き方に戻す、のではなく
コロナ禍を通じて得た経験を今後の働き方に活かすという
視点が求められます。

コロナ禍を通じて、業種によっては通勤が必須ではないことも
明らかになりました。通勤を減らすことで働く人のストレスも
軽減することができます。

2022年、古い価値観にとらわれず、若い人たちの意見にも
耳を傾け、出来るだけ無駄な時間や、やり取りを減らすことを
心がけましょう。

 

1月給与の注意事項

1)2022年1月1日から、傷病手当金の受給可能期間、および、健康保険組合における任意継続の際の標準報酬月額の決め方等が変更になっています。
 

2)2022年4月1日以降の育児介護休業法(産休・育児休業を取得する労働者への制度説明)、労働施策推進法(中小企業におけるパワハラ防止措置の義務付け)に向けて準備をしましょう

今月の気づき

年末は久しぶりに体調を崩しました。
事務所のネットワーク環境も不具合が生じていて
思うように仕事が進まない環境でもあったのですが
自分自身も不具合になってしまいました(苦笑)

「コロナ禍での時間の使い方」(=他人に振り回されることなく
自分で時間を使える)に慣れて、そのつもりで仕事を受けていると
会食が増えたり、出向いての面談が増えたり、少しずつ別のことに時間が
取られることで、「今までであればこなせていたことが終わらない!」と
いう状況になり、身体や心に負担が生じていたのかもしれません。

2022年は、例えば在宅での仕事も増やすなど、自分自身の働き方も考えてみようと思います。

 

(2022年01月発行)

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