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いより通信 vol.155 (2018年01月号)

2018年~「人」を中心に考えた経営を

みなさん、あけましておめでとうございます。
今年のお正月は大阪は気候もよく
気持ちよく過ごすことができました。

私は毎年、12月31日は日付が変わるまで仕事をしています。
通勤で利用している地下鉄・私鉄が初詣対応で
終夜運行のため、1年でこの日だけは終電を気にせず
仕事をすることができるからです。

さらにさすがに31日には忘年会が入らないので
1年でも最も腰を落ち着けて仕事ができる日と言っても
過言ではありません。

しかし、今年は「働き方改革」の影響か
さみしいことがありました。

毎年、利用している私鉄で、新年(0時)になると
主要ターミナル駅構内で振る舞い酒と
お餅を利用客に配布がなされていました。
今年も楽しみにしており、ちょうどそのタイミングで
駅を通ったのですが、新年を迎えたアナウンスのみで
振る舞い酒も御餅お餅の配布もありませんでした。

お酒代、餅代の経費削減ももちろんあるでしょうが
それ以上に、長時間労働抑制の流れの中で
終夜運行だけでも人員が必要なのに
駅構内にさらに人員を配置することが
難しかったのだと推察します。

毎年、その瞬間に初詣に行く人たちに交じって
祝い酒をいただき、お餅をもらうと
1年間がんばった自分に対するご褒美をもらったような
気持ちになり幸せな気持ちになっていたのに
ほんとに今年は残念でした。

前置きが長くなりました。
2017年は、色々な会社で「人員不足」が問題として浮上していました。
人員不足に加えて、残業時間も削減しないとダメなので
一部の小売店や飲食店では今までなかった定休日をつくったり
営業時間を短縮する等で対応していたところもあります。

今後も人不足と長時間労働削減の流れとなるでしょう。
しかし、昨年末頃から、産業構造の変化や、人不足の中で
事業自体の継続が難しいと考え、事業規模を縮小する企業も
出てきています。

そうなると、そうした企業で雇用されていた人材が放出されることも
考えられます。ただし、ただし、働く人の立場で考えると
今は引く手あまたです。労働条件がよいところ(休みが多い・有給が取りやすい・
妊娠・出産しても仕事を続けられる等)が選ばれる会社になるでしょう。

男性であれ、女性であれ、会社の仕事だけに自分の時間を費やしたいと
考える人が減っています。

社員個々のライフスタイルや価値観に併せて
働き方をえr選べる仕組みをつくることが
今年はますます求められることになると考えます。

個別対応をしなければならない社員は
これまでは会社にとっては「面倒な」社員だったかもしれません。
しかし、今後は彼らをモデルとして自社の働き方の見直しに
取り組んでみてくださいね。
 

1月給与の注意事項

1)給与支払い報告書の提出期限は1月31日です。

2)労働保険料を分納している場合、1月31日が3期分の納付期限です。

今月の気づき

2018年がスタートしました。
毎年、お正月は家族そろって初詣に行くのですが
今年は、大学受験を控えた息子は「僕は行かない」と言って
自宅で勉強をしていました。

センター試験が近づいているため
人ごみに行ってインフルエンザ等に罹患するのを
防ぎたいという思いもあったのかもしれません。

親の方は、そこまで気が回らず、息子に言われて初めて
マスクをして外出しました。
息子は私学が第一希望のため、2月上旬から中旬にかけてが
本番となります。

自分のことではないのでヤキモキしても仕方がないですし
彼が力を出せるように・・・と、初詣では、今年のすべての
私の運気を息子に回していただいてよいので、
彼が力を出し切れますように、と神様にはお願いしました。

ということで私は2018は運気ゼロの1年になりますが
目の前にある自分がやるべきことを、ひとつずつしっかりこなして
信頼いただいているお客様やビジネスパートナー、大学の先生などの
ご期待に添えるよう、あまり得意ではない「努力」することを
今年は心がけたいと考えています。
(今まで運の強さだけを武器に生きてきたので正直不安ですが・笑)

 

(2018年01月発行)

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