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いより通信 vol.147 (2017年05月号)

労働時間短縮の際に気をつけること

みなさん、こんにちは。
新緑が気持ちのよい季節になりました。
日差しが一気に強くなり、日焼けが気になる季節です。

出勤時は日傘が必要なので、家から差してくるのですが
帰りは夜になっているため、持ち帰るのを忘れて
事務所にどんどん日傘がたまっていく状態です。
カバンに入るサイズの日傘にした方がよさそうです。

さて、大手運送会社のドライバーに対する未払い賃金の支払いをした、という
報道がなされました。決められた時間内に荷物の配達を終えるために
休憩時間も休まずに仕事をしていたことが判明し
その時間に対する賃金が未払いであったとされています。

「働き方改革」が叫ばれ、大企業だけではなく中小企業も
「残業させるのは悪」とばかりに、ノー残業デーの設定をしたり
労働時間管理を徹底し、残業時間が長い部署については
上司に対しても管理責任を負わせる等の方法を採っているようです。

しかし、これまでも、働く人が意識をしてわざわざ残業していたのであればともかく
みな、与えられた与えられた仕事を期限までにこなそうと必死で仕事をしていたら
結果的に残業になってしまっていた、ということも多くあるのではないでしょうか。

業務のやり方や配分を変えることなく、単に「残業禁止(もしくは○時間まで)と
制限しても、仕事の期限は決まっていますし、求められるクオリティも決まっていますので
昼休みを使ったり、あるいは会社を出て、ファミレスやカフェで仕事をしてから帰る
もしくは、タイムカードを押してから社内LANの通じる会議室に引きこもり仕事をしている
というような話も働く人からは聞こえてきます。

会社側はタイムカード等の記録だけで労働時間を図るのではなく
本気で実態把握をする必要があります。
限られた時間中にこなせない仕事は、こなせないものとして記録に残した方が
改善には役だちます。

日本人はこれまで働くことが美徳とされ、「働いてはいけない」と言われると
どう対応すればよいかわからない、ということもあるでしょう。
形から入らず、中身の見直しをすること。そのためには担当者に改善を任せずに
上司や同僚と一緒に作業工程の効率化を図ることをオススメします。

 


 

5月給与の注意事項

1)労働保険料申告の準備をしましょう

今月の気づき

先月から大阪大学大学院法学研究科博士後期課程の2年目がスタートしました。
博士後期課程は3年ですので、今年が折り返しになります。
修了に必要な単位は昨年中に取得したため、
今年、来年は博士論文の執筆に集中することがミッションなのですが・・

せっかく大阪大学という学びの場に籍を置くことができたので
少し欲張って他学部の講義も受講することにしました。
前期は経済学研究科の講義を2コマ登録しました。
経営戦略や、日本経済の読み方など、法律とは違う脳をつかっています。

大阪大学は総合大学で医学部もありますので
後期、もしくは来年は、博士論文のテーマであるメンタルヘルスについて
医学部の講義も受講してみたいなと考えています。

学生専業なあ、ホントに色々できるのですが、
本業がありますので、ありますので、好きなだけ研究ができないのが
本当に残念です(笑)

(2017年05月発行)

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