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いより通信 vol.124 (2015年06月号)

自転車通勤者 要注意です!

みなさん、こんにちは。
私が仕事をしている大阪はグングン気温が上がって
とっても暑いです。

実は、私は、お客様のところに行く日やセミナー講師以外の日は
Tシャツとかで仕事をしているので、就活の学生さんや
スーツの人を見かけると暑そうだな、っていつも思っております。

さて、平成27年6月1日より改正道路交通法が施行になります。
自転車運転者に対する取り締まりが厳しくなります。
「信号無視」「歩道通行時の通行方法違反」「酒酔い運転」など
14項目に該当する、交通の危険を生じさせる違反を繰り返す
自転車の運転者に対して、安全運転をさせるため講習の受講を
義務付けることとなりました。

具体的には3年間に2回以上の違反を繰り返した自転車利用者に
3時間 5,700円(標準額)の自転車運転者講習の受講を
義務付け、受講をしなかった場合には5万円以下の罰金を命じる
規定になっています。

なお、この規定は未成年であっても14歳以上であれば適用が
なされます。

近年、自転車乗車中の交通事故が多発しています。
加害者になってしまった場合、多額の損害賠償金の支払いが命じられるケース
あります。(参考:一般社団法人 日本損害保険協会)

自動車事故であれば自賠責保険がありますが
自転車事故の場合、「個人賠償責任保険」に加入していなければ
相手方の怪我に対する補償は全額負担をすることになります。
業務中の事故である場合は、会社は使用者責任を問われ
相手方から損害賠償請求をされることが考えられます。

通勤中や業務中の自転車事故であれば、労働者本人の怪我や
怪我による休業期間中の補償は労災保険に請求ができますが
相手も労災保険に請求をした場合、第三者行為災害の届出がなされ
過失割合に応じて、相手に対する労災保険からの給付分の一部を
労災保険から請求(求償)されることとなります。

こちらが被害者であっても過失割合が0:100でない限り
求償がなされてしまいますので、自転車同士の事故なので
お互い様だとだという感覚でいくと、事故からかなり
時間が経ってから、労働局から請求がやってきて驚くことになります。

改正道路交通法の施行をきっかけに自転車での通勤者に対して
会社として、以下の項目に取り組んでください。
1)自転車通勤者に対する「個人賠償責任保険」「傷害保険」への加入の義務付け
2)安全運転教育
3)万が一、事故を起こしたり、巻き込まれた場合にやるべきこと、連絡手段などの徹底

事故を起こした場合のリスクを考えると、公共交通機関の利用を促すのが
ベターかもしれませんね。しれませんね。

 

6月給与の注意事項

1)労働保険料年度更新を行いましょう。賃金集計の対象となる給与は平成26年4月から平成27年3月の期間に対する給与です。
労働保険料年度更新の申告期限は7月10日(金)です。

2)6月給与が確定したら算定基礎届の作成・提出をしてください。4月昇給があった会社は月額変更者のチェックもしてください。

3)今年も健康保険の被扶養者調査が予定されています。扶養家族の年収の確認等を行ってください。
 

今月の気づき

5月10日から5月18日まで、20年ぶりにパリに行ってきました。
懇意にしていただいている経営者のみなさんと、
フランスの畜産状況の視察に行ってきました。

みなさんとは現地集合、現地解散。
途中、全員が集う食事会が一度ありましたが
あとは各自のスケジュールに合わせて
牧場の視察や、牛肉の解体作業のレクチャーなどを受けるという内容でした。

私は、現地8日間のうち、ほとんど1人で行動していました。
モネの睡蓮が書かれたジヴェルニーに電車で行ってみたり
オランジュリー美術館のモネの睡蓮が飾られている部屋で
ぼーっと座って時間を過ごしたりしておりました。

20年前にパリに行った際は、ザ・バブル世代なので
エルメスやシャネルなどのブランドショップに
行きまくっていました。
「清水の舞台から飛び降りなさい」とシャネルの日本人店員さんに
言われ、SALEで数十万円の革のコートを買って
入国の際に税金を払った思い出があります(笑)

しかし、今回はエルメスもシャネルも行かず
一番テンションが上がったのはギャラリーラファイエットという
デパートのグルメ館(いわゆるデパ地下)でした。

飛行機とホテルの手配をお願いした旅行社の方が
長期滞在型のホテルを予約してくださったので
部屋には冷蔵庫を含むミニキッチンがありました。

そこで、冷蔵庫の中の冷凍庫が一杯になるくらい
バターを買い占め、日本から持っていった保冷バッグで
持ち帰ってきて、ご近所の主婦友や職員さんたちに
配布しました。

心斎橋のドラッグストアで化粧品やおむつを買いあさっている
日本を訪れる外国人と同じ行動をしてるな、と思いつつ
バター以外にも、チーズとかスパイスとか、スモークサーモンとか
カートが一杯になるくらい買い物をしました。

フランスの食べ物は何でも美味しくて
フランス通の友人が教えてくれたビストロに
ネットで予約をして(英文のメールを書いて)行ったり
色々チャレンジができて、楽しい日々でした。

今はインターネットがあるので、お客様とも
メールでやりとりをすることができますし
現地でも友人と当日の朝に約束をして
ランチに一緒に行くなど、1人でも全く不自由しませんでした。

すごくリフレッシュできたので、またお金を貯めて
時間を作って出かけたいと思います。
次回は、子ども達も行きたい!って行ってたので
気楽な一人旅は難しそうですが・・(笑)

 

 

 


 

(2015年06月発行)

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