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いより通信 vol.118 (2014年12月号)

「視点をずらす」を意識してみよう

みなさん、こんにちは。
社労士の井寄です。
2014年もあと1カ月になりました。
1年が経つのは本当に早いですね。

みなさんの2014年はどんな1年でしたか?
私は「試行錯誤」の1年だったなぁと感じています。

今年で社労士として独立開業をして8年目になります。
これまで、なんとか事業として軌道に乗せようと
人脈を広げたり、本を書いたり、「ブルドーザー」と言われるくらいに
一心不乱に前だけを向いて進んできました。

事業の方はおかげさまで安定してきました。
7冊の本の執筆がきっかけでお客様が増えました。

ただ、前に進めば進むほど、「自分の至らなさ」が目につくようになり
もう一度勉強をしなおしてみよう、と思い立ったのが
一昨年の今頃でした。

関西大学大学院で法律を勉強することとし
昨年春から25年ぶりに大学に通うことになり
今年が2年目でもう次の春には修了予定です。

大学院進学に伴い、事務所にいる時間が減りました。
その間、職員さんの入れ替わりがあり、
自分の時間もない、スタッフの能力も十分ではない、中で
お客様にかけるご不自由を最小限にするために
何をどのようにすればよいのか、悩み、考え
そして小さなことでも行動に移した1年だったと感じています。

経営者であれば、事業の「あるべき姿」を強く意識し
それを成し遂げるために何をすべきかを考え
実行していくことが必須だと考えます。

もしそれが思いどおりに進まなかったとき
他人や環境のせいにするのではなく
自分の視点をずらしてみることが大事だと
今年は気づきました。

「そのやり方でなければならないのか」
を自問自答し、他人や環境に左右されるストレスを
減らすやり方を考えてみること。

たいがいのことは、やってみてダメならば
やり方を変えれば済む、ということにも気づきました。

来年も事務所の業務フローの改善を徹底的に進めたいと
考えています。
事務所を支えてくれるスタッフが、より短い時間で効率よく
気持ちよく仕事ができるように改善をしていきます。

時間の余裕は気持ちの余裕につながり
お客様によりよいサービスを提供できると考えますので。
女性ばかりの事務所ですので、細やかな気遣いができる
体制を整えたいと考えています。

自分自身も機嫌良く
スタッフも気持ち良く
そしてお客様にも安心して業務をお任せいただけるよう
まずは足元から固めていきます!


 

 

12月給与の注意事項

1.年末調整を行いましょう。 注意事項等は国税庁ホームページをご確認ください。

2.賞与の支払いがある場合、賞与支払い届の提出もお忘れなく。

今月の気づき

大学院の修士論文執筆が佳境を迎えております。
テーマは「私傷病休職期間満了時における復職可否判断の相当性」(仮)です。
すなわち、(主に)メンタル疾患の休職者が期間満了になったときの復職可否の
判断基準の相当性について、就業規則の規定、判例分析などを行って
分析をしております。

単行本の執筆だと約10万字。修士論文は3万字程度なので、楽勝だと考えていたのが
間違いでした(断言します・笑)
学術論文であるので、自分が思うことを書きつらねるのではなく
何故そう考えるのかの根拠が必要です。

社労士資格を取得して今年で13年になります。
その間、労働法を専門とする弁護士さんたちの研修を受け
自分なりに本もたくさん読んできましたが、それらはすべて
実務でどう対応をしていくのかの「答え」を教えてくれたものでした。

弁護士さんたちが、持っている基礎知識、思考回路の元となっている
知識の蓄積を勉強しなければならないので、大変ですが
そこが足りないのでわざわざ学費を支払って時間を使って学校に行っているので
望むところです・・・が、ホンマに大変です(笑)

色々不義理をしつつ1月14日の修士論文提出までは
「修士論文最優先」で生きていきたいと思います。

(2014年12月発行)

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