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いより通信 vol.115 (2014年09月号)

まっとうな判断軸を維持することを意識する

みなさん、こんにちは。
社労士の井寄です。
8月が終わり、2014年も最終コーナーにさしかかりました。
みなさんが年初に考えていた今年の目標の達成はできそうですか?

私はこの1年は、ここまで、事務所の業務の仕組み化、
標準化に取り組んできたように思います。
まだ道半ばなのですが、しんどい思いをしながらも
やるべきことが見えてきた気がしています。
あとは実行あるのみです。

*仕組み化を考える中でコチラの本も参考にさせていただきました。
『無印良品は、仕組みが9割』 松井忠三著(角川書店)

 

うちは小さな個人事業ですので、お客様ごとに細かい対応、サービスを
させていただけるのが強みだと考えています。
言われたことだけをこなすのではなく、プラスアルファのサービス・提案を
させていただくためには、手続業務などの基礎業務で時間を取られていては
ダメだと思っています。

基礎的業務はできるだけシステム化をしていきます。
まずは電子申請や、業務ソフトの導入を考えています。
(まだやっていないことに驚かれているレベルですが・笑)

その一方で、やるべきことは、お客様の様々なご相談に
対応するために、自分自身の判断軸がぶれていないかどうかを
常に検証する、ということです。

我々はあくまでもアドバイスをさせていただく立場ですので
最終決断をされるのはお客様である経営者です。
判断のための材料をいかに多く提供できるか、
さらに、進んではいけない道をきちんと示すことができるか、は
我々の役目だと考えています。

私は、経営に関する本を読んだり、経営者のみなさんとの
おつきあいを深めること、さらには自分自身も経営者として
事務所経営のことを考え、様々な施策を打ってみることで
自分自身を高めるようにしています。

今年5月から、マーケティングコンサルタントの阪本啓一さんが主催されている
MAIDO インターナショナルという経営の勉強会に月2回通っています。
経営者自ら看板となって仕事をしている小規模事業の経営者が主ですが
会社勤めの方もいて、20代から50代までの24名が、自社のビジネスモデルを
分析して発表し、皆の意見を聞いたり、キャッシュフローのことを考えたり
しています。

その勉強会で毎回、講義の始めに読むのがこのテキストです。

『己を修め 人を修める道』(伊輿田覚)

「日々自分の身を修め、さらに世のため人のために尽くして
やまないような人物を大人(たいじん)と申します。
その大人となるのに最も手近な古典が『大学』(だいがく)です。」

で始まるこちらの本で、人としてのあり方を学んでいます。

人の命は無限ではありません。
私も来年は50歳になり、日々衰えを感じています。
「自分の命を使いきること」を今世の最大の目標をしておりますので
日々、学習し、それを実践に活かしていきたいと考えています。
 

 



 

9月給与の注意事項

1)9月より厚生年金保険料率が変更になります。
社会保険料を当月徴収されている会社は今月から料率を変更してください。
さらに算定基礎届の結果を踏まえた新標準報酬での社会保険料計算も9月からになります。
(翌月徴収のお客様は10月の給与計算から変更してください)

平成26年9月からの保険料額表(協会けんぽ)

 

2)平成26年都道府県別最低賃金の答申状況がまとまりました。
最短で平成26年10月1日からの適用になります。
最低賃金をベースにパート・アルバイトの給料を決めておられる事業所さんは
ご注意下さい。

◆平成26年地域別最低賃金答申額(厚生労働省)

今月の気づき

やっと子ども達の夏休みが終わりました。
夏休みは早起きをしてお弁当をつくる必要がないので
ある意味、楽をさせてもらったのですが、今年はうちは高3・中3の
ダブル受験生のため、気が気ではありませんでした。

とは言え、日中は私は家にはいないので
本人達の自主性任せで、「ちゃんとやってるの?」とは
声を掛けていますが、やっているかどうかの検証まではできていません。

しかし!二学期が8月25日から始まった娘に吉報がありました。
実は、高校1年生のときに落とした単位がまだ残っており
このままだと受験どころか卒業もできない、と1学期の終わりの個人懇談で
担任の先生に脅されていました。
それが、夏休み明けの追試で見事合格したのです。

未認定の単位があると、大学のAO入試や指定校推薦も受けられないということで
娘はかなり危機感を感じていたようで、彼女なりに勉強をしていたようです。


私が受験生だったときは、高3の夏休みは受験予備校に通い、
クーラーのガンガンに効いた部屋で朝から晩まで勉強していたので
それに比べると「何をやってるねん」って感じだったのですが、
彼女は彼女なりに自分のポジションでやるべきことをきちんと考えて、
がんばったんだなぁと思って感激しました。

自分と比べるのではなく、彼女自身を見てあげないとって
あらためて思いましたよ。

彼女は将来は英語を使った仕事をしたい、ということで
そちらの分野での大学進学を希望しています。
次は英検準2級合格をめざすとがんばっています。

私と違ってスローな感じの娘なのですが
低い段からでもよいので、ひとつずつ積み上げていく喜びを
感じてもらえたらいいなぁと思っています。

英語をきちんと勉強できる大学に入ることができて
コツコツでも英語力を積み上げて
彼女がめざす「英語を使う仕事」に就けるよう応援したいと思っています。
「英語を使う仕事」は娘には言ったことはないけど
私も夢みていた仕事でした。恐るべしDNA。。。

 

(2014年09月発行)

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